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収益が上がるとっておきの方法
今回は、私がこちらのHPをはじめた理由をお伝えします。
この記事の目的は2つあります。1つ目はこれまで出会ったクライアント様への恩返しです。
コンサルタントになって、9年。 私、一人の力だけでは、コンサルタントとして生きていくことは難しかったです。良いクライアント様に出会い、そこで鍛えていただいたからこそ、今の自分があります。これまでさまざまな現場で学んだことをまとめ、発信することで、クライアント様へ恩返しができるのではないかと思っています。
2つ目は、より多くの日本の中小企業を元気にしたいからです。 収益向上のプロジェクトではほとんどの場合、2Sもしくは5Sがテーマに含まれていることが多いです。2S、5Sの部分を、社内で推進できれば、企業の収益はもっと早く上がるのにと思うことがしばしばです。
そのためには、新入社員から社長に至るまで、2S、5Sの大切さや、やり方を共有できる仕組みが必要だと思いました。この記事を通じて、日本の中小企業の現場力の底上げになればと思っています。
「最近の社員は」と嘆く前に、2S、5S活動に投資しましょう!
なぜ2S、5Sをオススメするのか、その理由についてお話ししていきます。バブル崩壊前までの日本の企業は、「会社の利益増=従業員の給与増」という構図が成立していました。
そのため、「会社のためにがんばれ」という言葉は、「自分のためにがんばれ」と同義語と認識されていたと思います。そのため、自主的に就業時間前に出勤して、掃除をするなど、決められた仕事以上のことをお金が出なくても、進んで行ってきたのだと考えています。
しかし、バブル不況後の失われた20年という期間の間に、「会社の利益増=従業員の給与増」という構図が成り立たなくなりました。そのため、お金の出ない仕事はやらないという意見を言う社員もいます。このことを「最近の社員は」と嘆く経営者もいますが、人員削減、給与カット、派遣社員の活用など、経営側が行ってきたことの副作用であり、従業員は環境適応しただけのことだと思います。
2S、5Sを行うときの前提として、2S、5S活動にお金を払い、仕事にすることが必要です。仕事にすることで、業務命令として指示できるのです。目先の費用ではなく、2S、5Sの活動時間は、費用ではなく、投資なのです。続ければ、必ず収益は向上するのですから。