改善のインセンティブはお金がベストか?

研修等でほめることが重要であると説明すると、

それよりも、お金によるインセンティブの方が良い

という意見をいただくことがあります。

 

しかし、私は、お金によるインセンティブの制度だけでは活性化するとは思いません。

理由は、短期的には効果があっても、長期的にはあまり効果が少ないからです。

また、インセンティブをすべてお金にするというのは、中小企業の経営を考えると、

現実的ではない面もあるからです。

 

 

 

 

クライアント先で、

お金によるインセンティブがどれくらい効くのか、

何度も実験をしています。

これらの結果を踏まえ、ほめることを薦めています。

 

F社では、改善活動の活性化が議題に上がっていました。

以前は、社員が改善提案書を出したら、改善事務局、経営者が審査し、

効果に応じて報奨金を支払うというルールでしたが、

あまり活発ではありませんでした。

 

改善制度の活性化について、ヒアリングをすると、

そのルールは複雑でわかりにくく、

ほとんど報奨金が支払われたことがないことが判明しました。

堤出された改善提案の多くは、会社が期待する効果には届かず、

報奨金が支払われることがまれだったのです。

 

 

社長に、改善活動について、どのように考えているかを聞くと、

とにかく改善件数を上げたいとのことでした。

現場から改善提案を出すことで報奨金がもらえるようになれば、

モチベーションが上がり、堤出数も増えるとの意見が多数でした。

 

 

これらを踏まえ、私は参加賞制度を導入しました。

5S改善提案1件につき参加賞500円をもれなく支払うというものです。

この制度に対し、従業員からは

「これならみんなが改善提案を出す」といった声があがりました。

 

一方、社長からは、費用負担が大きすぎるという意見もありました。

しかし、仮にひとりが月4件提出したとしても、

1年間で1人分の月収くらいしか費用が増加しない計算となったので、

社長を説得し、導入を決めました。

 

 この制度が始まって、最初の2ヶ月は、ひとり月1件のペースで、

5Sや改善の報告が上がってきました。しかし、3ヶ月目以降は息切れし、半減しました。

その後、数ヶ月同じような状態が続いたため、

テコ入れ策を検討し、職場の取り組みの共有や、

管理職によるほめる活動を加えました。

 

その結果、ひとり月1件のペースで継続的に改善案が出るようになりました。

この状態は、1年経過した後も続いています。

お金によるインセンティブよりも、

経営者や管理職が現場をこまめに回ってほめたほうが、

効果があることが分かりました。

 

 

同じようなことを数社で行いましたが、

お金によるインセンティブは、

短期的な効果は見られるものの、

長期的には長続きしない傾向は、

どの会社でも同じでした。

 

 

このような経験から、お金よりもほめることの方が、

改善制度のインセンティブには効果があると言えます。

 

 

 

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